医薬部外品（薬用化粧品）と化粧品

まず、医薬部外品（薬用化粧品）は効く！化粧品は効かない！と思っていませんか？
結論、それは間違いです！

それでは医薬部外品と化粧品の定義を見ていきましょう。

≪ 目的 ≫

化粧品は「健康な肌状態の維持」、医薬部外品は「防止・予防」を目的とするものとあります。薬用化粧品には肌荒れを防止や美白を目的とした有効成分を配合しているからになります。
ただし、化粧品にも同じ成分を配合することは認められています。

≪ 広告に表現できる効果 ≫

化粧品の表現は「56の効能の範囲」と定義されています。56の効能とは「肌のキメを整える」「肌荒れを防ぐ」「皮膚にうるおいを与える」「肌にはりを与える」「乾燥による小ジワを目立たなくする」など、化粧品に認められた56種類の効能のことです。
化粧品はこの56種類の表現のみが広告などで表現が認められております。

医薬部外品は、「美白」「ニキビ予防」など、有効成分ごとに認められた効果があることを表現することが可能です。

≪ 配合成分、処方 ≫

化粧品はすべての基準をクリアしていればあらゆる美容成分を自由に組み合わせることも可能です。医薬部外品指定成分も自由に組み合わせることも配合量も医薬部外品以上に配合することもでき、さらに最新処方を取り入れることも可能です。

医薬部外品の処方は「多くが品質、有効性、安全性の確認が取れた配合実績のある処方」と決まれております。つまり過去の実績に基づいた処方ということです。また、指定成分を規定以上配合すれば承認を得られません。新しい成分や新しい組み合わせ、新しい処方を申請するにはかなりの時間とコストがかかります。つまり、昭和36年に制定された医薬部外品という制度で承認された現在の製品は過去の成分、過去の処方が圧倒的に多いのが実情です。

≪ 結論 ≫

多くのメーカーが「美白」「予防」と広告できる医薬部外品を効果がある商品、または高価な化粧品を医薬部外品として販売している為に、それを消費者が信じる傾向にあると思われます。

例えば、医薬部外品指定成分のグリチルリチン酸（肌荒れ防止）を、規定濃度配合しただけの化粧水も承認をえれば「肌荒れ防止化粧水」と広告をだせる医薬部外品として商品になります。
つまり承認をえるだけならハードルは高くありません。現に100円ショップでも医薬部外品は販売しております。

皮膚科学、美容成分、処方、研究は毎年進化しております。制度はこの進化に追いつけない実情があります。
どちらを選ぶかは消費者の自由ですが、どちらも治療ではなく肌を守ることが基本です。毎日使うスキンケア商品は自分が気持ちよく使えるものを選びたいものです。

医薬部外品指定成分は3％以内の配合と定められております。つまり有効成分を3％以上配合すれば医薬部外品になりません。

プラスレイの得意部門である美容原液はもちろん、化粧水、クリーム、UVに至るまですべての商品は常に最新原料の組み合わせで指定成分、有効成分を3％以上配合しております。
プラスレイでは「あえて医薬部外品ではなく、化粧品として」申請をしております。

最新処方、最新成分、最先端の皮膚科学から作られた指定成分・有効成分を3％以上高配合したプラスレイ製品の一部をご紹介します。